今朝は、昨夜雨が降ったこともあり、本当に久しぶりに気持ちのいい朝を迎えました。外気温は25度。エアコンの効いた部屋で一日を過ごすことの多かった毎日にうんざりしていたので、外の空気がとても心地よく感じられます。木々の間をくぐり抜けてくる風が、自然の臭いや音を届けてくれます。めったにないこんな清々しい朝は、無駄に過ごしてはいけません。6時に早い朝食を済ませ、いつもなら聴く”アザーンとコーラン”か“シダール幻想(ラーガ”)も聴かず、山の畑へとジャガイモ堀に出かけました。
【今年は不作】
今年、ジャガイモを植えたこの土地は、腐葉土など入れたのですが、周りのクヌギの大木が根を伸ばしてきて、栄養分を吸い取っているようです。有機肥料も入れていますが、なかなか肥沃な土地になりません。妻の流儀は有機農法ですから、化成肥料や農薬は一切使いません。さっそく、掘り起こしてみましたが、収穫は昨年の半分ほどで期待外れでした。こればっかりは仕方がないと、諦めるしかありません。昨年は、自宅で採れたジャガイモが一年もったそうですが、今年は難しそうです。野菜は、この暑さにもかかわらず、結構収穫できています。新鮮でおいしいです。


【雑木林を開墾した山の畑】
山の畑は、家から歩いて10分ほど離れた雑木林の一画(1200坪)を購入し、15年がかりでここまで開墾してきました。畑にしているのは300坪ほどで、残りは雑木林として残してあります。河津さくらを5本植えてあります。春になると花見ができます。開墾の状況は、写真でお分かりいただけるかと思いますが、雑木やクヌギの大木を切り開いて開墾しました。大木の伐根(ばっこん)は、職人さんがユンボ(重機)で行ってくれました。その後は、一人でボチボチと畑を広げてきました。若かったのですね。しかし、私も80歳になり、体力の衰えや暑さもあって、手入れが行き届かなくなりました。そろそろ、お手伝いさんにお任せすることが多くなってきました。


【家庭菜園のルーツは、タウンチェ(小さな庭)】
妻がここに来てから、家庭菜園を始めたわけですが、そのきっかけは、駐在でオランダのアムステルフェーン市に住んでいたころのことです。現地にあるタウンチェ(Tuintje=小さな庭)という制度を利用して、家庭菜園を始めました。この制度は、ドイツから始まった クラインガルテン(独: Kleingarten=家庭菜園)の流れをくむ制度です。アパートに住んでいる人や、庭のない人のための家庭菜園です。同時に週末を自然のなかでリラックスできるような小屋もあります。ロシアの”ダーチェ”に似たものと言えば、イメージしやすいでしょうか。私たちは、このタウンチェで本当に素晴らしい時間を過ごしました。詳しくは、また別途「タウンチェ」についてお話ししたいと思います。


【農作業は、無心の境地】
農作業をしている時は、無心です。他のことを何も考えずに、ただ無心で作業をします。それに、必ず確かな「達成感」があります。例えば、面倒くさい草ぬきをしたあとは綺麗です。そう快感と達成感が満ち溢れます。そして、もう一つ、不思議なことですが、作業をしていると空腹感が湧いてきません。12時時近くなってもお腹がすいてこないのです。そう少し涼しくなったら、また次の土地づくりや、草取りに励みます。
「一日を一生と思って生きよ!」酒井雄哉・大阿闍梨


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