黒田善徳(くろだよしのり)
私の人生は、常に見知らぬ国への好奇心と、「見たい」「聞きたい」「感じたい」の旅とともにありました。原点は、20歳の大学生時代に敢行した「東南アジア・インド・ネパールへのバックパッカーひとり旅」です。日本とはまったく異なる環境、未知の世界へ飛び込み、宗教、歴史的背景、文化、言葉、習慣、食生活、価値観の異なる人たちとじかに触れあったこの原体験が、私のその後の人生を大きく決定づけました。[
時間と空気を自分と共有している世界を全部旅したい」という希望でした。ゲーテの言葉「人が旅をするのは、到着するためではありません。それは旅が楽しいからなのです。人が旅をするのは目的地に到着するためでなく、旅するためである」という心構えです。
【職歴】
大学卒業後は、海外事業を積極的に展開している大手食品・飲料メーカーに入社。
海外駐在は、20代後半に3年間香港へ赴任したのを皮切りに、30歳から36歳までブラジル赴任。現地販売子会社の経営とブラジル本社で販売子会社の管理指導に携わりました。さらにブラジル国内の販売組織拡大で販売代理店の設立と販促支援を行いました。30代後半は、ブラジルから直接メキシコの新規市場立ち上げに販売部門マネージャーとして参加しました。メキシコでは、現地従業員と悪戦苦闘の6年間でした。
40歳代後半からは「欧州市場進出プロジェクト」の現地責任者として、まずアムステルダム駐在員事務所を現地社員1名でスタートしました。その後オランダに製造工場を建設し、ヨーロッパ事業全体の生産販売拠点を確立させました。オランダにおける販売成功の後、ベルギー、イギリス、ドイツに現地販売会社を設立し、13年間欧州事業拡大に情熱をs注ぎました。
2003年病気治療専念のために自己退職しました。
【退職後の活動】
●オランダ経済省企業誘致局(NFIA)特別顧問(2004年~2005年)
主に日系企業のオランダ進出案件のアドバイスとサポートに携わりました。
●独立
日本で「有限会社オネスト。ジョン・ジャパン」設立(2003年~2022年)
オランダで「HJヨーロッパ」設立(2004年~2009年)
主な活動:日系企業のオランダ進出支援。日本酒・日本食品・食材・日本食文化の普及推進事業の企画と運営。
●国際経営塾「企業の社会的責任と社会的責任投資の理論と実践」~ヨーロッパに学ぶ~(2004年8月オランダとベルギーで実施)
参加者は、日本におけるCSRの専門家、企業担当役員、学識経験者など日本のCSR推進のリーダーでした。講師は、オランダやベルギー、イギリスのCSR専門家、消費者団体役員、ジャーナリスト、企業のCSR担当役員でした。
●JRO(日本食レストラン海外普及推進機構)アムステルダム支部
アムステルダム支部は、2008年3月に設立。世話人の一人として設立に参加した。
主な事業内容:日本酒、日本食材・日本食品の試飲・試食商談会、日本食文化の普及事業の企画推進
企画運営した主な事業
・在蘭日本大使公邸で「日本酒の特別利酒会」(2009年9月)
・WASHOKU-TRY (Beyond SUSHI) ハーグ市協賛
・日本料理講習PT(2010年~2011年)
・JRO UMAMI TOUR(オランダのレストランビジネス関係者を日本に招請)
・ROCMondriaan校で”Japanese Cooking Cours” 実施(2012年3月~6月)
・日本食材を活用した「レストラン ウイーク」開催(2014年1月~2月)
●大手税理士法人国際部特別顧問
アジア進出支援とカンボジア支部、ミャンマー支部のメンテナンス活動
●一般財団法人日本総合研究所特別研究員として農水省受託事業に参加
・「日本食・食文化魅力発信プロジェクト」イタリア、フランス、スペインで現地調査(2015年6月~7月)
・「知の集積」欧州現地調査 オランダ、ベルギーで現地調査(2015年6月~7月)
・「知の集積」欧州現地調査 デンマーク、フランスで現地調査(2016年1月~2月)
【在蘭日本商工会議所活動】
・文化広報担当理事。副会頭・在蘭邦人部会担当(1994年=2003年)
・副会頭として日蘭400周年事業担当「1999年~2000年)
【主な講演・講師などの活動】
・海外事業、異文化コミニュケーションなどについて、オランダの大学、企業、NFIA,地方自治体主催のシンポジュームや研修会で講演。
・日本食糧新聞 食品ニューマーケティング研究会で「欧州(オランダ)における和食ビジネスの展開」(2012年5月)
・慶応義塾大学大学院経営管理研究科において「日本食・食品の海外普及と日本食の世界食化について」講演・討議 (2015年3月)
【叙勲】
・日蘭通商400周年にあたる2000年4月に、オランダのベアトリックス女王陛下より日蘭友好に貢献したという功績に対して「Ridder in de Orde van Oranje-Nassau(オラニエ=ナサウ勲章の騎士)」の称号の叙勲(爵位授与)を賜る栄誉に恵まれました。
激務のかたわら、駐在員時代に休暇を利用して多くの国や地域を旅しました。世界の多様な文化や大自然に感動を積み重ねました。
80歳を迎えた今、世界を舞台にした「仕事の挑戦」と心揺さぶられた「旅の回想」。この二つの軌跡の中で巡り合った素晴らしい「人」や「学び」を次世代へのエールを込めて、リアルな記憶とともに書き残していきます。

